包茎とは本来露出しているべき亀頭が、包皮につつまれている状態にあることを言います。
日本人男性の罹患率が高いとされていますが、性器に関する症状であるだけに手術を受ける必要性を認識しつつもいまいち踏み切れない方も少なくないのではないでしょうか。
最近では包茎のリスクや性行為への支障や、女性に意識されることもあり治療ぬ取り組むクリニックも増えてきました。
大都市はもちろん地方圏でも、治療に向き合うクリニックも増加し、どこに頼めば良いのか困るほどです。
そこでここでは色々なクリニックの特徴を比較し、必須の知識を御紹介します。
包茎手術には保険適用を受けることが出来る場合がある
まず検討するべきなのは、保険適用の有無を確認することです。
包茎手術は全額自己負担の自費診療と考えがちですが、場合によっては公的保険の適用になる場合があるからです。
保険適用の有無は経済的負担に直結する課題だけに最初に確認するべきポイントといえます。
この点包茎手術で保険適用となるのは、カントンや真性包茎などに罹患していて放置するとリスクが高い患者さんが対象になります。
例えばカントン状態では包皮口が狭いために勃起して亀頭が露出しても、亀頭が締め付けられてもとの状態に回復できず、血流不足になってしまうことがあります。
このような状態を放置しておくとペニスの組織壊死のリスクが高くなるので、包皮を切除して拘束を解放する必要があります。
ただし一般泌尿器科の保険適用手術はあくまで症状を改善することを目的にしているので、手術後の見た目はあまり期待できません。
環状包皮切除術が保険適用手術ですが、手術後はツートンカラーの仕上りになってしまうことがよくあります。
手術後の見た目も自然な仕上りにしたいなら美容外科クリニックで手術を受けることも選択肢になってくるでしょう。
保険適用に比較すると高額になるのは確かですが、一考に価するのではないでしょうか。
包茎手術の成功は執刀医の技量に左右される
包茎手術自体は術式が確立されてから歴史があり、症例数も膨大に上るので泌尿器科医であれば、一応誰でも実施することが出来ます。
つまり専門医でなくても執刀することは大いにあるわけです。
術式には違いがあるにしても、余剰な包皮を何らかの方法で取り除き縫合するというだけで、重大な血管などに触れることはないため手術自体に内在するリスクもそれほど高くないといえます。
しかし包茎手術こそ専門医に執刀を依頼するべき必要性が高いと言えます。
なぜなら縫合技術が稚拙だったりすると手術跡がめだつことがあり、ペニスの性感帯に損傷を与える可能性があるからです。
包茎手術の専門医は、「日本秘尿学会」認定を受けているドクターで、学会のガイドラインにそった高い技術のっ手術を期待することができます。
クリニックを比較するときのポイントとしては手術料金に着目してみるのもおすすめです。
極端に安い価格で料金設定されているときは、費用面で優位性を喧伝して手術の技術レベルは稚拙なことも否定できません。
もちろん豊富な手術実績があればそれだけ、仕上りのパフォーマンスも保証されるといえます。
優れたパフォーマンスをえるには適正な費用がかかるものと認識しておきましょう。
後悔しないために抑えておくべき知識
包茎手術をどのクリニックに依頼するか比較するときは、最低限手術が最終的に失敗することがないように患者自身もおさえておくべき基礎知識があります。
包茎手術では多少の傷跡ができるリスクがあります。
この傷跡をいかに目立たなくするかは医師の縫合技術などに左右されるのは確かです。
しかし同時に患者様サイドでも、手術前後の過ごし方ひとつも回復後のパフォーマンスの良し悪しを左右する部分もあります。
最後に包茎手術前後に知っておきたい知識を確認しておきましょう。
まず術後の入浴ですが、術後2日目から可能とされています。
当日は縫合部位をガーゼで保護していますが、二日目も湯船に入ることはせずシャワーで済ませて下さい。
基本的に入浴できるのは抜歯する1週間後ほどにするのが安全です。
抜糸するか否か、どちらを選択するべきかも気になるところです。
抜歯しない糸はそのまま体内に吸収されますが、化学反応で吸収されていくので傷跡がめだつ場合があります。
手術費用の支払は分割払いは可能なのか、これはクリニックで異なります。
医療ローンと提携していることもありますが、最近では分割払いに応じるクリニックは少なくなっているようです。
まとめ
包茎は部位の性格上深い悩みを抱えて、悩んだ結果手術に踏み切るという方が少なくありません。
性行為を巡ってコンプレックスになっていたり、局所的にも細菌感染のリスクがたかくなるなど心身にとって悪影響があるのは確かと言えます。
このようなリスクを踏まえれば、早いタイミングで包茎手術に向き合うのが賢明です。
それでは数ある包茎手術を取扱うクリニックの中から比較して、どこに受診すれば想定したような結果に至ることができるのでしょうか。
費用面では保険適用の有無、そして執刀するドクターの技量がポイントになります。
手術前後は患部をケアして、速やかな回復のために注意深く行動することが求められます。